フランスに閉じ込められた

国際離婚で地獄を見た女の話

渡航同意書

今回、私が娘を連れて帰省できたのは渡航同意書にジョーカーがサインをしてくれたからです。

片方の親が一人で子供を連れてEU国外へ出国する際、パスポートコントロール(出国審査)で聞かれるのがもう片方の親の同意があるかどうか。今はほとんどの航空会社が渡航同意書を携行することを勧めています。もし用意してなければ最悪子供と一緒に出国できないこともあるそうです。

 

昨年はジョーカーが嫌がらせでサインしてくれなかったので航空券を購入していたにも関わらず帰省できませんでした。

 

今回は弁護士M女史にお願いし、最後はジョーカー自身の弁護士に説得されたのかサインしてくれました。

これで同意書の提示を求められても堂々と出国できると安堵し自宅を出ました。

 

さて、出国当日。

最初の飛行機の出発がかなり遅れたため乗り換え空港でのトランジット時間は20分しかありませんでした。20分で出国審査とセキュリティチェックを済ませなければならず娘を全速力で走らせて出国審査に挑みました。日本行きの飛行機に乗れなくては困るので出国審査官に

「急いでいます!あと5分で飛行機が離陸します。お願いです、早くお願いします!」と急かしてしましました。

すると作業を早めてくれて結局渡航同意書を見せることもなく通り過ぎてしまいました。

あれだけナーバスになってた渡航同意書、出番はありませんでした。

 

今後、娘と日本に一時帰国する際は毎回ジョーカーに渡航同意書にサインをしてもらわなければならないと思うと嫌ですね。